栗山監督、出場辞退の鈴木誠也に謝罪 無念の決断も「いつも一緒にいると思って」
代替選手として牧原大成の追加招集が発表された
野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督が1日、取材に応じ、左脇腹痛のためワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場を辞退した鈴木誠也外野手について「調整するにあたって負担かけたことは本当に申し訳なかった、すみませんということは伝えました。早く元気でプレーしてくれることを祈っています」と話した。
鈴木は2019年のプレミア12、2021年の東京五輪でも侍ジャパンの4番を務め世界一に貢献。WBCでも貴重な右打者として打線の中心に座ることが期待されていた。しかし出場予定だった2月25日(日本時間26日)のジャイアンツとのオープン戦前の練習で左脇腹の張りを訴え、試合も欠場。28日に出場辞退が発表されていた。
栗山監督は「彼がどんな思いで決断してどんな思いで準備をしたのか、本当に心に突き刺さる感じなので。俺はジャパンの試合には出られないけど一緒に戦っていくので、いつも誠也が一緒にいると思って戦っていくだけなので」と無念さを口にした。
さらに「本人が一番悔しいしショックだろうし、申し訳ないと思っているだろうし。ただこちらとしては、昨年メジャーでも悔しい思いをする中で何が何でもというシーズンに向かっていっただけに、本当に早く怪我を直して大活躍してほしい。それを祈るのみなので。場所が気になるところではあるけれど、誠也なら早く戻ってきて素晴らしい野球をメジャーリーグで見せてくれると祈っているだけ。誠也のことが凄く心配なので、それをひたすら祈りたい」と早期回復を願った。
なお鈴木の代替選手としては牧原大成内野手(ソフトバンク)が追加召集されることが発表された。
(Full-Count編集部)