栗山監督、追加招集の牧原は「絶対的な切り札になる」 万能性に期待「どこでも行ける」

侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:小林靖】
侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:小林靖】

鈴木誠也が脇腹を痛め出場辞退で“ジョーカー”選出

 野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督が1日、ソフトバンクの牧原大成内野手を今月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場選手に緊急招集したことを明かした。鈴木誠也外野手(カブス)の辞退に伴い招集するユーティリティの30歳に「大きくチームを動かしていく上では、絶対的な切り札になる」と期待を寄せた。

 牧原は2月28日に鈴木の左脇腹痛による出場辞退の発表を受け、1日に追加招集が発表された。2月25日、26日の侍ジャパンとの壮行試合ではソフトバンクの「1番・中堅」で出場。25日の試合では佐々木から二塁内野安打、宮城から右翼線適時二塁打を放つなど躍動。センターの守備でも好捕を連発していた。

 栗山監督は「侍の試合で見ても、外野の判断も含めてわかっている通り。ショートもセカンドでもどこでも行けるし、去年あれだけの数字を残している」と選出理由を説明。「今いるメンバーと誰が加わった時に一番幅が広がって一番勝ちやすいか。どんな状況でも対応できて、一番プラスになるか」と明かした。

 合流時期は未定だが、「遅くとも大阪(3月6日~京セラドーム)までには」と指揮官。起用法については「牧原の場合は(複数ポジションを)バランスよく全部出ている。チームのどこでも救ってくれる選手」「ものすごく作戦の幅が広がるのは事実」と複数ポジションでの起用も示唆した。

(Full-Count編集部)

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