明暗分かれる侍J“右打者問題” 3戦無安打に全試合安打…悩める一塁手、二塁手争い

山田、山川が3試合で無安打と不振、一方で牧、岡本は3戦連続安打

 侍ジャパンに選出されているメンバーは各球団の主力で全員が実力者であるのは間違いない。だが、短期決戦となるWBCでは早い段階での見極めも必要になってくる。

「山田に関してはファウルでもボールの下にバットが入っている。国際大会で結果を出す選手だが、現状の調子はそこまで良くない。山川も一発が出れば、変わってくると思いますが、少しタイミングが合っていない。牧と岡本が好調なので、この4人で一塁、二塁のポジションを回す形になるのではないでしょうか」

 外野陣は吉田、ヌートバー、近藤、三塁、遊撃には村上、源田がスタメンで出場する可能性が高い。DHには大谷がどっしりと座り、捕手を除く残りのポジションを考えると二塁手と一塁手が決め手に欠けている状況だ。

「大谷らが打線に入れば、まだ結果の出ていない村上へのプレッシャーも和らぐ。右打者が集まる二塁、一塁の選手を栗山監督ら首脳陣が、どう使い分けていくか」

 6日の阪神戦、7日のオリックス戦ではメジャー組も出場し最終調整に入ってくる。限られた試合の中で、どこまで状態を上げてくるのか、注目が集まる。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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