大乱調松井の隣で…大谷翔平が見せた“粋な計らい” 侍Jの雰囲気変える精神的支柱

松井の隣で肩に手をやりアドバイス「前傾を意識した方がいい」

 この日、侍ジャパン投手陣は、中日打線につかまり、被安打10、7失点と苦しんだ。中でも、3番手で7回から登板した松井は制球が定まらず、3四球4失点。1回を持たずKOされた。降板後、ベンチでうなだれる松井の横にすぐに来たのが大谷だった。

 時折、肩を抱くように手をやりながら話し続けた。「『どう?』と聞いてくれて、いろいろアドバイスももらいました。どうしても腕が遅れてしまうので、右足が着く前に左腕を上げてきて準備するところまで持ってくるために、前傾を意識した方がいいよ」。1学年下の悩める左腕にアドバイスを送っていた。

 この日、大谷翔平と“初対面”した村上宗隆内野手(ヤクルト)も「すごく存在感があるし、チームがまた一つグッといけるんじゃないか」と変化を実感していた。苦しむナインを救う頼もしい存在が加わった。栗山英樹監督が期待する“化学変化”が、また少しずつ起き始めている。

(Full-Count編集部)

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