「もっと楽しめるかと思った」 白星も…千賀滉大が浴びた“メジャーの洗礼”

カージナルス戦でオープン戦初登板したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】
カージナルス戦でオープン戦初登板したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】

カージナルス戦で2回を1失点、2三振を奪った

 メッツの千賀滉大投手が5日(日本時間6日)、米フロリダ州ジュピターで行われたカージナルス戦でオープン戦初登板。先発で2回を投げ1安打1失点、2奪三振、2四球の内容で勝利投手となった。初の対外試合を終えた右腕は「すごい打者がいましたし、楽しみにマウンドに上がりましたが、頭の中はピッチクロックでいっぱいでした」。今季から導入される新ルールのピッチクロック(投球間の時間制限)に苦しんだ。

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)米国代表のアレナド、ゴールドシュミットら強打者が並ぶ打線との対決に胸躍らせてマウンドへ上がった。だが、ピッチクロックのタイマーが目に入ると、焦りが生まれたという。

 ピッチクロックは投手がボールを手にしてから走者なしで15秒、走者がいる状況では20秒以内で投球動作に入る必要がある。「残り5秒と見た瞬間で肩に力が入っていた。もっと楽しめるマウンドかなって思ったんですけど、ほんとに頭の中にあるのが電光掲示板の数字のイメージしか残っていない」と振り返った。

 球場内にはセンター横とバックネット裏にタイマーが設置され、カウントダウンされている。千賀は元々、三塁に目を向けてから投球動作に入るため、「センターやホームを見る時間が長いのはあまりなかった」と、リズムに乗れなかった。

ショーウォルター監督「期待するものを見せてくれた」

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