「もっと楽しめるかと思った」 白星も…千賀滉大が浴びた“メジャーの洗礼”

ショーウォルター監督「期待するものを見せてくれた」

 1球目からピッチクロックを意識し、「地に足がついていないような状況だった」という初回、連続四球でピンチを招くも、アレナドとゴールドシュミットを打ち取った。さらに、オープン戦絶好調の有望株、ウォーカーには追い込んでから米メディアに「ゴースト(お化け)フォーク」と注目を集める落差の大きいフォークで空振り三振に仕留めた。

 2回にソロ本塁打を浴びたが、最速99マイル(約159キロ)を計測するなど力でねじ伏せる場面もあった。ニューヨーク・ポスト紙が「オープン戦デビューは成功だった」と評価したように、実力の片鱗が見えた登板だった。

 試合後、バック・ショーウォルター監督は「我々が期待するものを見せてくれた。いい初登板になった。彼にとって大きなことだったと思う。変化球は良かったし、速球も評判通り力強かった」と合格点を与えた。また、ピッチクロックへの対応に苦しんだことについても「遅すぎるなら問題だけど、遅くするのは早めるよりも対応しやすい。途中からは落ち着いていた。彼はスマートだし、対応できる」と気にせず、今後の登板に期待を込めた。

(Full-Count編集部)

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