ヌートバーから見えた「柔らかさと鋭さ」 評論家が絶賛した“1番に最適”な理由

2安打を放った侍ジャパンのラーズ・ヌートバー【写真:荒川祐史】
2安打を放った侍ジャパンのラーズ・ヌートバー【写真:荒川祐史】

「1番・中堅」で出場したヌートバーは先制打を含む3打数2安打1打点

 野球日本代表「侍ジャパン」のラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)は6日、京セラドームで行われた「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 強化試合」として行われた阪神戦に「1番・中堅」で出場。先制打を含む3打数2安打1打点の活躍を見せた。メジャーリーグの解説も務める新井宏昌氏は「癖のないスイングで、チャンスメークもできる」と分析した。

 切り込み隊長がファーストスイングでチームを勢いに乗せた。第1打席ではじっくりと先発右腕・才木の球筋を見極め、3ボール1ストライクからの153キロの直球を弾き返し、中前打。さらに3回2死三塁で迎えた第2打席では142キロのスライダーを中前に弾き返す先制タイムリーを放った。

 初安打、初出塁、初打点の“満点デビュー”を飾ったヌートバーに新井氏は「オーソドックスな打撃フォームで足の使い方も自然。癖のないスイングで柔らかさと鋭さを感じる。力んで大振りすることもないと思います。十分に戦力になる」と評価。「今日はそこまで難しい打球は飛んでないが、守備に関しても問題ない。甘くなれば一発や長打も期待できる。何事にも全力で取り組むプレースタイルも好感が持てます」と、太鼓判を押した。

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