大谷翔平、フェン直2点二塁打でWBC初安打初打点 リアル二刀流で自ら援護、ドーム熱狂
中国戦に「3番・投手」で投打同時出場
野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手(エンゼルス)は9日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」の1次ラウンド・中国戦(東京ドーム)に「3番・投手兼指名打者」で投打同時出場した。初回の第1打席で四球を選び、先制劇を演出。4回の第3打席で左中間2点二塁打を放ち、WBC初安打初打点をマークした。
大谷らしい一打は4回1死一、三塁だった。2番手右腕ワン・ウェイイーから左中間へ打ち返した。フェンス直撃の2点二塁打。国際大会での打者出場は初めてで、WBC3打席目で初安打となった。
今春の二刀流調整は順調そのもの。打者では6日の阪神との強化試合で2打席連続となる3ラン。エンゼルスでのオープン戦を含めた実戦4試合で9打数5安打の打率.556、2本塁打、6打点。驚異のOPS2.044をマークした。
大谷が国際大会、国際試合でリアル二刀流で出場するのは初めて。国際大会でのマウンドは2015年11月19日に行われた世界野球プレミア12の準決勝・韓国戦以来8年ぶりだ。
WBC1次ラウンドの球数制限は65球。今大会から「大谷ルール」が採用され、降板後も指名打者として出場できる。「(二刀流は)自分のプレースタイル。投打ともチームに必要であると思われているのであれば、もちろん出たいなと思っています」と語っていたが、バットでも結果を出した。