爆速170キロ右腕がWBC米国代表を“制圧” 圧倒的な剛球に驚嘆「エグイよ、神様」
最速170キロ右腕に指揮官も「登板するたびに関心する」
エンゼルス傘下の最速170キロ右腕、ベン・ジョイス投手が9日(日本時間10日)、米アリゾナ州テンピで行われたWBC米国代表との強化試合の9回に登板した。1イニングを無安打無失点、2三振を奪う快投に「これはエグイよ、神様」「この数年で342人の投手をドラフト指名したエンゼルスはようやくワクワクするやつをゲットした」と歓喜の声が続出した。
ジョイスはテネシー大在学時の昨年5月に105.5マイル(約169.8キロ)をマーク。昨年ドラフト3巡目で入団し、開幕ロースター入りを目指して奮闘を続けている。196センチ、102キロの巨漢で、破壊力のある直球を武器としている。
この様子は、MLB公式サイトの若手有望株格付けコーナー「MLBパイプライン」のツイッターで「ベン・ジョイスはこの春まだ無失点。エンゼルスの有望株ランキング11位が米代表との対戦でオールスター2度選出のピート・アロンソを含む2人から三振を奪った」と紹介された。それを見たファンは「スプリングトレーニングとマイナーリーグはベン・ジョイスのためにならない」「腕にこれ以上負担がかかる前に昇格させて」とメジャー昇格を望む声が見られた。
エンゼルスのフィル・ネビン監督は「彼は剛球を投げる。変化球が決まり始めているのがいい。登板するたびに関心する。ああいう男たち(米国代表)がいいスイングができなかった、それが多くを物語っている」と絶賛。奮闘を続けるジョイスに、期待が高まるばかりだ。