初出場チェコ、WBC初戦で劇的初勝利 土壇場9回に逆転3ラン…ベンチ飛び出し大喜び
中国は9日の日本戦に続く連敗
「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」を戦うチェコ共和国が10日、中国に8-5で逆転勝ちを収め、WBC本戦初出場で白星発進を飾った。11日には日本代表「侍ジャパン」と対戦する。中国は9日の日本戦に続く連敗。
チェコは4-5と1点を追って迎えた9回、1死から「4番・捕手」のチェルベンカが四球で出塁。続くマチェイ・メンシクが左翼への二塁打で一、三塁と好機を広げ、「6番・一塁」のムジークが左翼ポール際に逆転3ランを放り込んだ。
ムジークの逆転弾は、中国の6番手としてここからマウンドに上がった、韓国プロ野球のKTでプレーするチュ・グォンの初球を捉えての一撃。チェコのベンチは大熱狂に包まれ、生還するムジークを総出で迎えた。試合終了後も、スタンドからのコールに選手が総出で応えた。
中国は7回に打者9人を送る猛攻で4得点。一度は逆転したものの、リリーフが踏ん張れなかった。