13得点圧勝もひとり蚊帳の外…村上宗隆は大丈夫? 好調の大谷&吉田と明らかな違い

韓国戦で逆転打を放った侍ジャパン・吉田正尚【写真:Getty Images】
韓国戦で逆転打を放った侍ジャパン・吉田正尚【写真:Getty Images】

村上の打順は4番「打線が繋がっていない訳じゃない」

 そんな中で気になるのは村上の打順。7日に行われたオリックスとの強化試合では6番降格も経験しているが、新井氏は「第1ラウンドは4番から動かす必要はない」と口にする。3、5番を担う大谷、吉田は絶好調で、得点のカギを握っているのは確かだ。

 ここまで村上は無安打ながら、チームは2試合で22安打21得点と結果を残しているだけに「打線が繋がっていない訳じゃない。周りの打者がカバーしながら得点できている。米国ラウンドで負ければ終わりのトーナメントになれば変更はあるかもしれないが、今の時点で変えることはないと思います」と、第1ラウンド残り2試合での奮起に期待を込めた。

 大谷、吉田の“メジャー組”に挟まれ、中軸では唯一の無安打と4番に座る重圧は日に日に増していく。「打席の中では誰も助けてくれない。バットを振るのは本人。ここは自分で打破していくしかない」と新井氏。3大会ぶりの世界一を目指す侍ジャパンには村上の復活は必要不可欠だ。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY