侍ジャパンに欠かせぬ“多忙すぎるお世話役” 世界一への献身「周りのこと全部やる」
侍Jへの許可や移動の手配…多忙な代表チームコーディネーター
鈴木:代表チームコーディネーターは、具体的に何をする仕事?
ルーク:チームの運営の全て。侍ジャパンがやろうとすることに許可を出したり、メディアがWBC関連のプレスリリースを出す場合に、その許可を与えたり。そのほかには、球場での練習時間や場所のコントロール、スタッフリストの承認、ホテルの部屋と食事、球場間の移動手段の手配……。各チームの練習時間とか、メディアの報道とか、ルールが決まっているものもあるから、許可を出すことに関しては厳しくしないといけない場面もある。
鈴木:その仕事量をこなすのは大変だ……。今年の大会は特に盛り上がってるけど、前回大会の2017年も運営に関わっていたんだよね?
ルーク:当時は大学生で、そのときはMLBのコミッショナーの通訳を。あとは、米国のメディアが東京ドームで撮影するときに連絡を取り合ったり、ニューヨークから来ているスタッフも何人かいたのでその間に入ったりとか。
鈴木:なるほど。じゃあ、チームに付くのは初めて?
ルーク:そうだね。
鈴木:昨年11月の強化試合がチームコーディネーターとしての初めての仕事?
ルーク:あれはMLB主催ではなかったけど、WBCに向けた強化試合ということで、栗山(英樹)監督がルールとかメンバーの確認をするためにサポートをした。
鈴木:なるほど。強化試合で侍ジャパンの試合を間近で観たわけだけど、どうだった?
ルーク:チームの和があって、米国と比べて一体感を大事にしているというのがすごく伝わった。レギュラーシーズンと比べて、代表の試合は雰囲気も違うと思うけど、国を背負ってプレーしているなと。