侍ジャパンに欠かせぬ“多忙すぎるお世話役” 世界一への献身「周りのこと全部やる」
注目選手は戸郷「あんなに外国人選手が空振りするんだ」
鈴木:強化試合のときに、特に印象に残っている選手はいる?
ルーク:戸郷(翔征)。あんなに外国人選手が空振りするんだと思って。やっぱりフォークが効くんだっていうのを改めて感じた。それに、短期間であんなにボールに順応できるのは本当にすごいと思う。
鈴木:なるほどね。過去の大会だと平野(佳寿)さんもそうだけど、やっぱりフォークボールはしっかり通用するよね。
ルーク:あと、注目しているのは伊藤大海。勝ちたいという気持ちが伝わってくるし、将来的にメジャーでも通用すると思うし、同世代なので期待したい。
鈴木:そうだね。同世代の選手は気になるよね。今大会は他国のチームもメジャーから参戦する選手が多くて、そういう点でも楽しみな大会じゃない?
ルーク:あのメンバーを抑えられるメジャーのピッチャーもそうそういないから、抑えられたら相当すごいと思う。前回大会は16チームの参加だったけど、今回は20チームが参加することになって、もっと野球もグローバルになるようにしていきたいと感じる。
鈴木:この前(昨年11月)のサッカーのW杯もめちゃくちゃ盛り上がったから、WBCもね。僕たちは小学6年生のときに、イチローさんが決勝打を打った2009年の大会を観て、あれでプロ野球選手になりたいという子も増えたと思うから、こういう野球人口を増やす役割を持っている大会は大事だよね。最後に、今回のWBCを通して侍ジャパンに期待することは?
ルーク:世界一。選手たちがプレーに集中できるように、周りのことは全部やるので、頑張ってほしいと言ったらおこがましいかもしれないけど。でも世界一になってもらえたら、サポートする自分たちも達成感を得られると思う。
鈴木:では、頑張ってください!
(「パ・リーグ インサイト」鈴木優)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)