急落の“幻影魔球”が「えげつない」 元メジャー翻弄…侍左腕の宝刀に米専門家驚愕
松井裕樹は1回を無失点…元メジャーのキム・ヒョンスを三振に仕留めた
野球日本代表「侍ジャパン」の松井裕樹投手(楽天)が投じた“魔球”に注目が集まっている。10日に行われた「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」の韓国戦で8回に登板。1イニングを1奪三振で3者凡退に退けた。元メジャーリーガーを空振り三振に仕留めたスプリットの切れ味を、「えげつない」と専門家も評している。
松井は9点リードの8回に登板。最初の2人を外野飛球に打ち取ると、かつてオリオールズやフィリーズでプレーしたキム・ヒョンスを空振り三振。低めに急落下する140キロのスプリットで仕留めた。キム・ヒョンスのバットは豪快に空を切っている。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏はこの1球に注目。公式ツイッターに「ユウキ・マツイのえげつない87マイル(約140.0キロ)のスプリット」と記して動画を投稿した。
ニューヨークメディア「ニュースデイ」のメッツ番記者デビッド・レノン氏は「おばけフォークという呼び方はもう取られているから、スペクター(幽霊)・スプリット、ファントム(幻影)・フォークはどうだろうか?」とリツイート。他にも「ユウキはパ・リーグ最強守護神と紹介されている」「0で抑える所は流石」「ビシッと抑えてくれて嬉しかった」とSNSにはコメントが並んだ。