侍J、3連勝で1次R突破に王手 チェコに10得点圧勝…3試合で31得点の猛打爆発
初回に失策絡み先制許すも…3回に吉田正尚の2点二塁打で逆転
野球日本代表「侍ジャパン」は11日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」でチェコ共和国代表に10-2で大勝した。初回に失策で先制を許すも3回に逆転。その後も猛攻を続けて圧倒した。1次ラウンド3連勝となり、16日の準々決勝(東京ドーム)進出に王手をかけた。
侍ジャパンの先発・佐々木朗希投手(ロッテ)。初回2死からマレク・フルプ外野手に163キロ直球を左翼二塁打を打たれ、マルティン・チェルベンカ捕手の遊撃へのゴロを中野拓夢内野手(阪神)が一塁へ悪送球。痛恨の失策で先制を許した。しかし、2回以降は自慢の直球を披露。4回2死で球数制限に達して交代した。3回2/3を投げ2安打8奪三振1失点(自責点0)。最速164キロだった。
打線は初回、2回とチェコの先発サトリアの“遅球”に苦戦したが、3回から反撃開始。2死一、二塁で吉田正尚外野手(レッドソックス)の2点左二塁打で逆転に成功し、山田哲人内野手(ヤクルト)も左前適時打で続いた。4回にも1死二塁からラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)が中前打、近藤健介外野手(ソフトバンク)が右越え二塁打、大谷翔平投手(エンゼルス)が打球速度191キロの弾丸二塁打。3者連続の適時打でリードを広げた。大谷はさらに三盗を決めると、吉田の中犠飛で悠々と生還した。
その後も侍ジャパンの猛攻が続き、8回には代打・牧秀悟内野手のソロなどで2得点を追加し、2桁得点に乗せた。1次ラウンドの成績は3勝無敗。3試合で実に31得点と猛打が爆発している。12日の豪州戦前に行われる韓国-チェコ戦で韓国が勝利した場合、チェコ、韓国、中国が2敗以上が確定するため、日本の1次ラウンド突破が決まる。
(Full-Count編集部)