WBC出場の元巨人マシソン「日本と対戦できれば」 ネパールから帰国…2度目の現役復帰

WBCカナダ代表のスコット・マシソン【撮影:木崎英夫】
WBCカナダ代表のスコット・マシソン【撮影:木崎英夫】

「ネパールでトレッキング」から代表入り…急ピッチで準備

 2012年から8年間、巨人でプレーし通算174ホールドを挙げたスコット・マシソン投手が、カナダ代表の一員としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加する。2019年を限りにフルタイムでのプレーはしていないが、母国からの要請に応じてこの大会を前に現役復帰。米国での直前合宿中にFull-Countの取材に応じ、カナダ代表への思いや日本チームの印象を語ってくれた。

 2019年限りで巨人を退団してから、プロチームに属してはいない。今回は2021年の東京五輪予選に続く2度目の“現役復帰”だ。ただマシソンに言わせれば「プロとしては引退したが、国際大会でのプレーは引退していない。なので、チームから要請があればいつでも(カナダ代表として)プレーする」のだという。

 WBCは2006年、2013年、2017年に続く4度目の出場となる。「このチームを愛している。プロとしては引退しているが、カナダのユニホームを着られる機会があれば着る。選手としてでも、コーチとしてでも、チームの一員になれたら最高だ」。母国への愛は深い。

 ただ、マシソンは2月で39歳となった。ブランクを挟みながら肉体的、精神的コンディションを維持するのは容易ではないように思える。「長いことやってきたから、精神的には心配していない。投球のことは忘れていないから、自分の思考に従えばいい」と話すマシソンも「肉体的には少し難しかった」と口にする。代表への選出を告げられたのは、わずか1か月前。その前は「ネパールでトレッキングをしていた。エベレスト以外の山を登ってきた」というから驚きだ。

注射を打っての戦い「本当に日本と対戦できればいいと思う」

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