侍J、1次R全勝も唯一の不安は“遊撃の送球” 負けたら終わりの一発勝負は「命取り」

侍ジャパン・中野拓夢(左)と源田壮亮【写真:Getty Images】
侍ジャパン・中野拓夢(左)と源田壮亮【写真:Getty Images】

正遊撃手だった源田は右手小指を負傷し2戦連続欠場

 野球日本代表「侍ジャパン」は12日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」のオーストラリア戦(東京ドーム)に7-1で快勝し、4連勝でプールBの首位突破を決めた。前評判通りの力を見せつけたが、気になるのは右手の指を負傷した源田壮亮内野手(西武)の状態だ。野球評論家の新井宏昌氏は「仮に離脱しなくても万全な状態ではない。唯一の不安は遊撃手になる」と語った。

 1次ラウンド4試合では計38得点と打線が繋がり、投手陣も大谷、ダルビッシュ、佐々木、山本の先発が安定。リリーフ陣も腰の張りで登板のなかった栗林以外は全てマウンドに上がり、起用法にも目処がたった。

 侍ジャパンの戦いぶりに新井氏は「栗山監督も全ての試合で途中から多くの選手を出場させた。状態も把握し、今後の試合も不安なく起用できると思います」と口にする。ただ、唯一の不安要素は負傷した源田だという。

 左打者のため右手小指の負傷は「バットで一番力を込める場所。打席に立つのは難しい」と指摘。12日の試合前には右手小指にテーピングを巻きながら遊撃でノックを受け、軽いスローイングを見せていた。それでも「万全な状態ではないのは確か。スローイングにも多少なりとも影響は出てしまう」と、スタメンでの出場は厳しいと見ている。

「ベンチとしては一つのアウトを確実に取って欲しい」

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