急落下する球筋は「違法」　山本由伸の“宝刀”に米衝撃「これはどんな魔法？」

山本由伸のスプリットは「マジで消えて見える」

　野球日本代表「侍ジャパン」の山本由伸投手（オリックス）が12日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」のオーストラリア戦に先発し、4回1安打無失点と好投した。12個のアウトのうちを奪三振は8。力強い直球と、鋭く落ちるスプリットの落差に、米メディアから衝撃の声が飛んだ。

　圧倒的な投球で豪州打線を牛耳った山本。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏は2つの変化球に注目した。1つは急落下するスプリット。もう一つは相手打者を幻惑するカーブ。同氏は自身のツイッターで、空振りを奪った91マイル（約146.5キロ）のスプリットを「最高」、カーブを「残忍。最もユニークなリリースの1つ」と表現し、動画を投稿した。

　ファンも驚いた様子で、スプリットには「マジで消えて見えるんだろな」「違法」「一番キレキレだった」とコメントが並んだ。ボールを離す瞬間に手首を返す独特の投げ方のカーブにも「なんてこった!?　彼はどうやって……」「これはどんな魔法？」と衝撃を受けたようだった。