栗林離脱に栗山監督「苦しい決断」　守護神候補が無念…「選手を守るのが第一条件」

栗林は腰の張りで1次ラウンドでただ一人出場がなかった

　野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督が14日、16日の準々決勝に向けた練習後に取材に応じた。栗林良吏投手（広島）が腰の張りで出場選手登録抹消となったことに「投手ということで無理はさせてはいけない。久々に苦しい決断。野球人生のために決断しないといけないと思った」と厳しい表情を見せた。

　栗林は大勢投手（巨人）とともに、守護神候補として期待されていたが、1次ラウンドではただ一人、出場がなかった。無念の離脱となる右腕に「1つだけ言えるのは、何とかできないのかとずっと思っていたし、何でもいいからやりますというのはこちらは感じている。今の立場は選手を守るのが第一条件。彼の魂は間違いなくカープで投げる姿をみんなが感じてくれると思っている。そんな感じです」と話した。

　代わって招集した山崎颯一郎投手（オリックス）については「オリックスから4投手をお預かりする。中嶋監督に迷惑をかける。ジャパンのために球団が協力してくれる。ジャパンのために決断してもらって、中嶋監督、オリックスの皆さんに感謝しています。しっかり投げてくれると思うし、思いに感謝してやっていきます」と期待を込めた。

（Full-Count編集部）