山本由伸は「全てが備わっている」 生観戦の米記者絶賛…メジャーでも「すぐにエース」
豪州相手に4回8K…佐々木朗希とともに「ものすごく明るい将来が待っている」
「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」で、12日の豪州戦(東京ドーム)に先発登板した野球日本代表「侍ジャパン」の山本由伸投手(オリックス)に世界が注目している。生観戦したMLB公式のマイケル・クレア記者は「アンビリーバブル。先発4番手だとは思えません」と絶賛した。
この日、山本は2連勝と勢いに乗る豪州打線を圧倒。初回から三振の山を築いた。4回まで60球を投げ1安打無失点、8奪三振の成績だった。山本を初めて生で見たというクレア記者も「2年連続で沢村賞を取ったんですよね? 信じられないほどの感銘を覚えました」と驚いていた。
山本は今年オフのメジャー移籍が噂されており、今大会はいわば“ショーケース”の場でもある。準々決勝からはよりハイレベルなチームと対戦するが、クレア記者はすでにメジャーでの活躍を確信。「彼は恐らく(メジャー30球団のうち)25球団ですぐ、チーム内でNo.1の投手になることでしょう」と指折りの存在であると認めていた。
11日のチェコ戦では佐々木朗希投手(ロッテ)の投球も観戦。「(山本は)制球力や変化球も素晴らしい。全てが備わっている感じですね。ササキは21歳で102マイル(約164キロ)の球を投げる。2人とも、ものすごく明るい将来が待っている」と興奮気味に話した。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)