大谷翔平撃破へ「口ひげを生やそうぜ」 不気味な一体感…フレッチャー自信「団結力」

会見に臨んだWBCイタリア代表のデビッド・フレッチャー【写真:荒川祐史】
会見に臨んだWBCイタリア代表のデビッド・フレッチャー【写真:荒川祐史】

“口ひげアズーリ”はフレッチャー弟がきっかけ、メジャー通算50勝ハービーが火付け役

 イタリア代表は“口ひげ”で一体感を高め、野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手(エンゼルス)の攻略に挑む。16日に行われる「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 準々決勝ラウンド 東京プール」の日本戦に向けて東京ドームで前日練習。チームスタッフを含めて、ほぼ全員が鼻下にひげを生やした状態で練習を行なった。

 メルヘンな印象を与える“口ひげアズーリ”。ドミニク・フレッチャー外野手(ダイヤモンドバックス傘下)が「口ひげを生やそうぜ」と他のチームメートへメールを送ったのがきっかけだという。メジャー通算50勝の実績を誇る右腕マット・ハービーが生やしたことで爆発的に浸透。しまいには選手だけでなく、チームスタッフにも浸透していったという。

 メジャー組が合流したのは3月上旬。短期間でチームの団結力を高めるには十分だったようだ。大谷の同僚、デビッド・フレッチャー内野手は「チーム全員で『口ひげを生やそうぜ』と。チームの団結力をあげようと思ったんだ。もう少しイタリア顔なら良かったけどね」と語った。

 野茂英雄とバッテリーを組んだマイク・ピアザ監督が指揮を執るイタリア代表は、1次ラウンド最終戦でオランダを撃破。これまで2013年の2次ラウンド進出が最高成績で、これまで4強入りしたことはない。それでも、ピアザ監督はチームの結束について、「時間をかけずにチームは団結できた。選手同士の結びつきは強い」と手応え。日本戦へ向けては「総力戦になるのは疑いようがない。激しい試合になる。チーム一丸となって日本と戦いたい」と奮闘を誓っていた。

(Full-Count編集部)

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