日本に「学ばないと」 メジャー注目の韓国スターが“提言” 侍J投手と「力が違う」

WBC韓国代表のイ・ジョンフ【写真:Getty Images】
WBC韓国代表のイ・ジョンフ【写真:Getty Images】

打率.429を残したイ・ジョンフ、代表強化へ必要なこととは

 6年ぶりに行われているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、3大会連続の1次ラウンド敗退を喫した韓国代表の選手たちは14日に帰国、15日から所属チームに戻ってオープン戦に帯同している選手もいる。イ・ジョンフ外野手(キウム)は、さっそくチームに合流。WBCを振り返る取材に「日本の投手のボールは生まれて初めて見るボールだった」「学ぶところは学ばないと」と、代表の再起へ思いを語った。

 韓国メディア「SPOTV NEWS」などが伝えている。イ・ジョンフは「今回の大会では刺激が多かった。日本の投手のボールは、生まれて初めて見るボールだった。韓国にもいい投手は多いが、ボールの力が違った。コーナーに決めてくる制球力もとてもよく、学ぶ点は学ばないといけない」と口にした。

 イ・ジョンフはこの大会で打率.429を残した。日本戦でもダルビッシュ有投手(パドレス)から右前打、今永昇太投手(DeNA)から左翼への二塁打を放った。韓国より球速がある投手を打とうと、オフの間にフォーム改造を敢行。しっかり対応できているように見えたが、正直な感想を口にした。

 また、韓国代表が2勝2敗という成績に終わったことについて「国際大会があるたびにチームを招集しているが、日本は毎年招集していると聞いた。親善試合を通じて経験を積んでほしい」と、毎オフのように強化試合を行う日本代表の態勢をうらやんでいる。

 今回の日本戦は4-13という惨敗に終わったものの、イ・ジョンフは「日本に雪辱するというよりも、私たちがもっと実力を伸ばさなければならない。今回、選手は皆多くのことを感じ、不足している部分がわかったはずだ。それぞれ実力を伸ばすため、最善を尽くさなければならない。成長して日本に雪辱するというよりも、韓国野球の発展のために努力しなければならない」と話した。

 今オフのメジャー挑戦を球団に申し出て、すでに了承を得ている。一方で、さらに上を目指すことで韓国代表の“再起”にも貢献したいという思いでいるようだ。父は元中日のイ・ジョンボム氏で、名古屋で生まれた。日本からも注目を集めるイケメン選手は、韓国野球の将来を真剣に考えている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND