大谷翔平のことを「知らない」「関係ない」 決戦を前にエ軍同僚の“弟”が煙幕

イタリア代表のドミニク・フレッチャー【写真:荒川祐史】
イタリア代表のドミニク・フレッチャー【写真:荒川祐史】

デビッド・フレッチャーの弟ドミニクは外野を守る中心選手

「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 準々決勝ラウンド 東京プール」で16日に日本代表「侍ジャパン」と対戦するイタリア代表には、兄弟選手がいる。兄はエンゼルスで大谷翔平投手のチームメートでもあるデビッド・フレッチャー内野手、そして弟はダイヤモンドバックス傘下でプレーするドミニク外野手だ。ドミニクは大谷について問われると「彼のことは知らない」と“煙幕”を張り、静かな宣戦布告をした。

 台湾で行われた1次ラウンドプールAを勝ち抜いたイタリア代表は、日本文化を早くも満喫している。ドミニクも「昨晩は寿司を食べた。おいしかった。日本に来られて興奮している」と口にした。

 主に右翼を守り、クリーンアップを打つイタリア代表の中心選手。昨年は3Aリノまで昇格し、101試合で打率.301を残した。15日に東京ドームの公式練習に姿を見せると、兄の縁もあり「ショウヘイはどんな選手?」と問われたが「知らない」とはぐらかした。さらに16日の攻略法についても「点をとるだけだ。誰が投げていようと関係ない」と、大谷を意識しないように務めているようだ。

 高校時代以来となる兄・デビッドとのプレーを「とても楽しい」という。さらにイタリア代表へ加わったことも「大きなことだ。母がイタリアで育ったし、祖父母も同様だ。家族の国を代表できるということは、大きなことを意味する。母が(私のことを)誇りに思えるようにプレーしたい」と受け止めている。日本との準々決勝は一発勝負。勝てば4強進出が決まる。

(Full-Count編集部)

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