大谷翔平に「勝負されない可能性」 不振の村上宗隆をどうする…専門家が推す“新4番”
4番候補に打率.417、8打点と安定した打撃の吉田正尚
大谷の後を任されているのが、史上最年少で3冠王を手にした村上宗隆内野手(ヤクルト)だ。ここまで全4試合で4番に座るも14打数2安打の打率.143、0本塁打2打点、7三振と本来の力を発揮できていない。幸い、第1ラウンドはチーム全体が好調をキープしており、村上の復調を待つこともできたが「準々決勝以降は4番を外れる可能性もあるのではないでしょうか」と語る。
選手の復調を待つのは第1ラウンドまでと見ている。手が付けられない3番・大谷と勝負を避けられる場面は必ず出てくるだけに4番の状態が鍵を握る。
4番候補には4試合で12打数5安打の打率.417、8打点と安定した打撃を残す吉田正尚外野手(レッドソックス)の名前を挙げ「相手先発が右投手なら村上は5番、左投手なら右打者を挟み6番に置くのも一つの手かもしれない」と、新たなオーダー案をあげた。
3大会ぶりの世界一を目指す侍ジャパン。16日・準々決勝の相手はイタリアに決まった。不振の村上は3日の調整期間でどれだけ状態を上げられるのか。栗山監督の起用法にも注目が集まりそうだ。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)