135億円契約直後に「悪夢のシナリオ」 歓喜の輪が暗転…倒れ込み車椅子退場に米愕然

歓喜の中倒れこむプエルトリコのエドウィン・ディアス(中央)【写真:Getty Images】
歓喜の中倒れこむプエルトリコのエドウィン・ディアス(中央)【写真:Getty Images】

プエルトリコの守護神ディアス、3者連続三振の歓喜直後に倒れ込む

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド・プールDで起きた“歓喜直後の悪夢”に、米国が言葉を失っている。プエルトリコの守護神エドウィン・ディアス投手(メッツ)が9回を3者連続三振で試合を締めた直後、チームメートと喜んでいる最中に右足を負傷したようで歩けない状態に。まさかの事態に、メッツの地元放送局「SNY」の元記者マイケル・バロン氏は「言うまでもなく、これはディアスとメッツにとって悪夢のシナリオ」とつぶやいた。

 誰もが一瞬、何が起きたか分からないようだった。歓喜の輪の中にいたディアスが突然倒れ込む。全く立ち上がれず、両肩を抱えられながら右足を引きずる仕草。最後は車椅子に乗せられてグラウンドを後にした。プエルトリコの選手たちは困惑を隠せず、敗れたドミニカ共和国ナインも心配そうだった。

 ディアスは昨季終了後にメッツと5年1億200万ドル(約135億4300万円)で契約延長。救援投手としては史上最高額で、大きな注目を集めた。シーズンでもフル回転を期待された中での思わぬ負傷。メッツの球団ツイッターは「ディアスは明日検査を受け、我々は適宜アップデートを共有します」と述べるにとどめた。負傷の状態によってはシーズンにも大きく響くだけに、米球界は心配を隠せないでいる。

(Full-Count編集部)

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