大谷翔平、最速164キロで3回1安打無失点 同僚フレッチャーをボテボテの三ゴロ
準々決勝・イタリア戦に「3番・投手」で投打同時出場
野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手(エンゼルス)は16日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 準々決勝ラウンド 東京プール」のイタリア戦(東京ドーム)に「3番・投手」で投打同時出場した。3回1死では同僚のデビッド・フレッチャーと対戦し、三ゴロに抑えた。自己最速にあと1キロに迫る164キロで3回まで3奪三振1安打無失点に抑えた。
気合い満点の投球だ。2回、先頭・パスカンティーノへの6球目だった。164キロの剛速球で空振り三振に仕留めた。自己最速にあと1キロに迫る剛速球に、ドームはどよめいた。
3回1死では同僚のデビッド・フレッチャーをスライダーで三ゴロに仕留めた。投球時に「おれぃ!」の唸り声も響かせ、3回まで31球、3奪三振1安打無失点に封じた。
今大会から「大谷ルール」が採用され、降板後も指名打者として出場できる。大谷は「負けたら終わり。僕だけで試合をするわけでもない。全員でつないで最終的に1点でも多く取っていればいい」と語っていた。
準々決勝の球数制限は80球で、1次ラウンドの65球から増える。5大会連続の4強入りへ、ダルビッシュ有投手(パドレス)もブルペン待機。栗山英樹監督は「ここから違う戦いが本当に始まると思っている。投手も野手も全員で行く」と総力戦で勝ち抜く覚悟だ。
(Full-Count編集部)