大谷翔平、5回途中2失点で2勝目 最速164キロに雄叫び、セーフティバントで打線牽引
準々決勝・イタリア戦に「3番・投手」で投打同時出場
野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手(エンゼルス)は16日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 準々決勝ラウンド 東京プール」のイタリア戦(東京ドーム)に「3番・投手」で投打同時出場し、WBC2勝目を挙げた。最速164キロで5回途中5奪三振4安打2失点と好投。バットではセーフティバントで先制劇を呼び込んだ。チームを5大会連続のベスト4へ導いた。
気迫あふれる投球だった。2回、先頭・パスカンティーノへの6球目。164キロで空振り三振に仕留めた。自己最速にあと1キロに迫る剛速球に、ドームはどよめいた。投球時には「うぅあぁ!」「おれぃ!」と唸り声も響かせた。
4回2死一、二塁ではマストロブオーニの左飛を左翼・吉田がフェンス側で好捕。大谷はガッツポーズを作って喜んだ。5回2死満塁からドミニク・フレッチャーに右前2点打を許したところで降板となった。4回2/3で71球、5奪三振3四死球4安打2失点。注目されたエンゼルス同僚デビッド・フレッチャーとは三ゴロ、右前打だった。
攻撃でも打線を引っ張った。3回1死一塁ではガラ空きの三塁側へセーフティバントを決めて一、三塁にチャンスを拡大。続く吉田の遊ゴロの間に先制点、岡本の左越え3ランを呼び込んだ。2点差に迫られた5回先頭では四球を選び、村上の適時二塁打と岡本の2点二塁打を演出した。4打数1安打1四球だった。
(Full-Count編集部)