バット振る前に「ボールはミットの中」 騒然の爆速球…大谷翔平が「銃弾投げている」
米メディアも続々反応…打球速度もトップで投打独占
野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手が投じた衝撃の一球に、驚きが広がっている。16日に東京ドームで行われた「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 準々決勝ラウンド 東京プール」のイタリア戦に先発し、最速102マイル(約164.2キロ)を記録。場内が騒然とした爆速球に「打者がスイングし始める前に、ボールはほとんどミットの中」との声が上がった。
2回先頭のパスカンティーノへの6球目だった。外角いっぱいに突き刺さった速球は164キロを計測。自己最速にあと1キロに迫る剛速球に打者は完全に振り遅れ、無力の空振り三振。大型ビジョンに球速が表示されると、場内はどよめきに包まれた。
米メディアも続々と反応。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は「102.0マイルは、オオタニがMLBで投げたどの球よりも速い」と強調。データ分析会社「コーディファイ・ベースボール」も「昨シーズンMLBで先発投手が空振りを奪った球の中で(大谷が投じた102マイルより)速いボールは2つしかなかった」と触れた。
米メディア「トーキン・ベースボール」では、この試合での球速トップ5を大谷が独占したことを紹介。打球初速の115.4マイル(約185.7キロ)もトップで、投打で1位に君臨したことを特筆した。ファンからは「銃弾を投げているみたい」「強く美しい真っ直ぐだった」とのコメントが寄せられ、エンゼルスの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」の名物解説マーク・グビザ氏は「ユニコーンが火の玉を投げている!」と表現した。