ヌートバーは「国民的英雄」 明暗分かれた韓国代表の同僚が見た“幸せそうな姿”
エドマンは3試合に出場して打率.182と苦戦
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、韓国代表としてプレーしたトミー・エドマン内野手(カージナルス)が、MLB公式サイトで東京ドームでの苦闘を振り返っている。侍ジャパンに大敗するなど1次ラウンドで敗退。自身も期待に応えられなかったが、特別な舞台でのプレーは鮮やかな記憶として刻まれたようだ。
1次ラウンドでは3試合に出場して打率.182(11打数2安打)、0本塁打、2打点。初戦の豪州戦では盗塁死で試合を終わらせ、自慢の守備にも綻びが出た。ただ、満員の東京ドームは「プレーするには最高の環境だった。そこでのすべての時間をすごく楽しんだよ」と実感。侍ジャパンの選手ひとりずつに応援歌があったことを引き合いに「とてもクールな経験だった」と語った。
カージナルスの同僚ラーズ・ヌートバー外野手とは明暗分かれる形となってしまったが、「彼は国民的英雄だよ。日本の人たちが、あれほど愛情を持って彼を受け入れているのを見られたことは、本当にクールなことだ。彼は最高の時間を過ごしていたよ。本当に幸せそうだった」と我が事のよう。“ペッパーミル”パフォーマンスが一大ブームとなって日本列島を熱狂させたことを驚いた。
エドマンはWBCの戦いを終え、カージナルスのキャンプに合流。現在は時差ボケに苦しみながらも、気持ちを切り替えてシーズンに向かっている。「WBCの試合は長かった。3時間半以上の試合をプレーしたことは、精神的な面で、シーズンに向けてとも良い準備になると思う」。苦しんだ経験を糧に、メジャー舞台で躍動する。
(Full-Count編集部)