大谷翔平、WBC決勝戦で胴上げ投手の可能性 ブルペン待機を明言「準備はしたい」
栗山監督は救援・大谷の明言を避ける「今は言葉にできない」
野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手(エンゼルス)は19日、21日(日本時間22日)に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝戦に進出した場合、ブルペン待機する意向を明らかにした。この日の練習後に報道陣の取材に対応。「中継ぎでいく準備はもちろんしたいなと思います」と語った。
大谷は9日の1次ラウンド・中国戦で4回5奪三振1安打無失点。16日の準々決勝・イタリア戦では4回2/3で5奪三振4安打2失点と好投した。所属チームのエンゼルスでは30日のアスレチックス戦で開幕投手を務めることが決定。ネビン監督は24日(同25日)のパドレスとのオープン戦で先発させる方針を明言している。大谷は「もちろん先発はないと思います」としたものの、21日の決勝戦限定でリリーバーとして待機する方針を示した。
「球団にわがままを聞いてもらって、本当にいろいろと許容してやってもらっているところでもある。最後の最後ですし、あとは自分の体と相談しながら決めたいと思います」
栗山監督は「翔平が投げるとか、投げないとか、投手の(起用法の)ところに関しては、戦略上の問題もあり、彼の体のこともあるので、今どうのこうのっていうのは言葉にできないんです」と明言を避けた。「明日は計算通りにいけば間違いなく勝てる試合じゃないかなと思います」と意気込んだ大谷。胴上げ投手として歓喜をもたらすのか。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)