準決勝を戦う栗山監督に見えた覚悟 “完全アウェー”も「言い訳にしかならない」
メキシコ撃破のポイント…第一条件は?
対戦するメキシコについてはこれまでも「勢いのあるチーム」「足し算ではなく掛け算のようなチーム」と集中力の高さを警戒している。「こちらから崩れないことが大事。それがまず第一条件となってくると思います。できることをしっかりとやり、我慢ができれば可能性が必ず出てくる。とにかく明日は我慢の試合になると思っています」と粘り強く戦うことで勝機は見えてくる。
準決勝には米国、キューバ、メキシコ、そして日本の4チームが進んだ。「どこが勝ってもおかしくないのが野球。難しい展開になるんだろうなと思って見てました」。投手陣も攻撃陣も良い状態をキープしたまま、決戦の日を迎える。会場の雰囲気は連日、ワールドシリーズのような盛り上がりを見せている。栗山監督は先人たちの思いを持って、注目度が増す米国の舞台から日本野球の現在地を世界に証明する。
(楢崎豊 / Yutaka Narasaki)