村上宗隆が感慨「夢見た場所」 憧れのメジャー球場で打撃快音、大胆シフト練習も
イタリア戦から上向きの打撃の「(調子は)だいぶはい上がってきてます」
野球日本代表「侍ジャパン」の村上宗隆内野手(ヤクルト)が19日(日本時間20日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝前の公式練習に参加した。会場であるローンデポ・パーク(米フロリダ州マイアミ)はマーリンズの本拠地。かつてイチロー氏(現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)らもプレーしたMLBの本拠地球場に「夢見た場所でもありましたし、すごく感動しました」と感慨深そうに話した。
この日が初めての会場となる球場での練習となった。村上は短い時間だったが、フリー打撃でバッティングの感覚を確認。スタンドへボールを運ぶ場面も見られた。守備でも軽快に体を動かした。人工芝に水を撒くという、日本の球場とは異なるグラウンド状況だが「ちょっと硬めですが、日本の球場よりも守りやすいイメージです。バウンドが跳ねたりとかあまりない」と印象を語った。
シートノックでは、遊撃の定位置に村上が入り、二塁の定位置付近に源田壮亮内野手(西武)、中野拓夢内野手(阪神)が入って練習する場面もあった。メキシコ戦に向け、大胆なシフトを敷く準備も行った。村上も「ヤクルトでもシフトを引いて、やっていたりしてるので違和感なくできています」とそつなくこなしていた。
1次ラウンドでは、打率.143(14打数2安打)、0本塁打2打点と苦戦したが、準々決勝のイタリア戦では2二塁打1打点と復調の兆しを見せた。この日も、打撃の状態について「だいぶはい上がってきてます」と手応えをつかみつつある。憧れの舞台で侍ジャパンを世界一に導く。
(Full-Count編集部)