NPBは「とてつもない才能」 元巨人マイコラスが侍Jとの決勝“心待ち”「ワクワク」

キューバとの準決勝に2番手で登板した米国代表のマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
キューバとの準決勝に2番手で登板した米国代表のマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

決勝戦は「日本と対戦になれば僕としてはワクワク」

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝が19日(日本時間20日)、米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで行われ、米国が14-2でキューバを下し、2大会連続の決勝進出を決めた。6点リードの5回から2番手で元巨人のマイルズ・マイコラス投手(カージナルス)が登板。4回6安打1失点のロング救援で、白星に貢献した。

 マイコラスは2015年~2017年まで巨人でプレーし、NPB通算31勝をマークした。2018年からはカージナルスに所属。その年は18勝をあげ、最多勝に輝いた。34歳になった昨季も12勝をマークするなど、まだまだ衰えを知らない。

 この日は4イニングで77球を投じたため、大会規定の球数制限で21日(同22日)の決勝戦は登板することができないが「日本と対戦するのは素晴らしいこと。日本と対戦になれば僕としてはワクワクする」と、かつて生活した日本との対戦を熱望した。

 ただ、米国は1次ラウンドでメキシコに敗戦した経緯があるだけに「僕らの中にはメキシコと再戦を望む人も多いだろう。前回は存分に力を発揮できなかったから、再戦して勝てれば僕らとしてはうれしい」とも胸中を明かした。

 この日はキューバ代表のアルフレド・デスパイネ外野手との“元NPB対決”も実現。空振り三振に仕留めた。WBCには多くのNPB経験選手が出場しており「NPBにはとてつもない才能が揃っていることを、それが証明している。僕が日本時代に対戦したことがあるかどうかはわからないとしても、日本でプレーしていたと僕が知っている選手は、いい野球選手だとわかるんだ。向こうは質が高いからね」と、日本野球のレベルの高さを笑顔で語った。

(Full-Count編集部)

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