米国内の“WBC熱”はどれくらい? マイアミ市内のバーを直撃、日本の印象は「完璧」

米国内のWBC熱、本当のところは…?

 米国ではWBCへの興味がそれほど高くないという声もある。その疑問をぶつけると「WBCはまだまだ新しい大会です。みんながみんな毎年、話題にするようなものではありません。しかし、ここマイアミには世界中のいろいろな人たちが、集まっています。ラティーノだけじゃなく、ドイツ人も、アイルランド人も、スコットランド人も、日本人も、中国人も、オーストラリア人も。(WBCは)世界中の人たちが真剣勝負していて、様々な異なる文化の国が戦っています。大いに盛り上がっていますよ」という答えが返ってきた。複数の文化が混ざり合った温暖な大都市マイアミでは、WBC熱が高いといえる。

 このスポーツバーでは、メジャーリーグのシーズン中は地元のマーリンズの中継を流しているが、WBCのように客足は伸びないという。今大会もいよいよ佳境。20日(同21日)は侍ジャパンが準決勝をメキシコと戦う。フエンテスオーナーに日本の印象を聞くと「perfection(完璧)という言葉が思いつきますね。日本について私が知っているのは、どんな種類のものでも、例えばウイスキーや野球でも、精通しているものに関しては完璧に辿り着くまで磨き上げるということです」と温かみのある言葉が返ってきた。

 食事と取材、支払いを終えるとフエンテスオーナーは「私たちのお店に来てくれて本当にありがとうございました。また近いうちにお会いできたら嬉しいです。質問してくれてありがとうございます」と編集部スタッフにお礼の言葉も添えてくれた。WBC熱も高かったが、オーナーやスタッフたちの心遣いやフレンドリーさも盛況ぶりに繋がっていることも間違いない。

(Full-Count編集部)

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