大阪桐蔭、連覇へ白星発進も「まだまだ」 西谷監督「粘って粘って粘り抜く」

大阪桐蔭・西谷浩一監督【写真:小林靖】
大阪桐蔭・西谷浩一監督【写真:小林靖】

プロ注目左腕・前田が9回8安打1失点14K、134球を投げ抜いた

「第95回記念選抜高校野球大会」第3日が20日、阪神甲子園球場で行われ、第3試合で連覇を目指す大阪桐蔭が敦賀気比に3-1で勝利した。接戦を制した西谷浩一監督は「選抜の初戦というのは何回やらせてもらってもなかなかうまく導けなく、相手が敦賀気比さんなので簡単には勝てないと覚悟して入りましたけども、そのようなゲームになってしまった」と安堵した。

 先発した今秋ドラフト候補の前田悠伍投手(3年)が、9回8安打1失点(自責0)、14奪三振と好投。4回に失策で走者を許すと、友田泰成外野手(3年)の適時二塁打で1点を失ったが、崩れずに後続を断った。走者を出しながらも粘りの投球で134球を投げ抜いた。西谷監督は「ちょっと横回転で投げているというか、力を入れたときにボールが暴れるというか」と心配しつつ「その中でも粘り強く投げてくれたので、それで勝てたと思っていますとエースに最敬礼だった。

 打線は3回、2死から山田太成外野手(3年)が内野安打で出塁すると、村本勇海内野手(3年)、徳丸快晴外野手(2年)の連続適時打で2点を先制。7回無死一、三塁からは山田の適時二塁打で貴重な追加点を奪った。

 連覇に向け、西谷監督は「今日もまだまだ、攻撃的に思い切ったことができませんでしたし、腰が据わった打撃ができませんでしたので、もっともっと鍛えて粘り強い試合をして、粘って粘って粘り抜く大阪桐蔭の野球をしていきたいと思います」と先を見据えた。

(Full-Count編集部)

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