松坂大輔氏がWBCで始球式 脚光浴びた“マウンド”で超緊張「もう味わえないと思った」
2006、2009年でMVP…WBCは「みんなが目指すべき大会になってほしい」
西武やレッドソックスなどで活躍した松坂大輔氏が20日(現地時間21日)、米国フロリダ州マイアミのローンデポ・ボールパークで行われた「第5回ワールドベースボールクラシック(WBC)」の準決勝メキシコ戦で始球式を行った。強い直球を披露すると「マウンド付近に行った瞬間にめちゃくちゃ緊張しました。ほっとしました」と胸をなで下ろした。
松坂氏は日本が連覇した2006、09年のWBCでMVPを獲得する活躍を見せ、今大会はテレビ局の取材でも米国入り。「3日ぐらい前に言われて、こういう舞台で始球式を任されるってそうないことだと思いました。光栄ですし、即、引き受けさせていただきました」。一緒に始球式を行った元メキシコ代表のカントゥ氏とともにマウンドへ。名前がコールされると、日米のファンから歓声が上がった。
グレーのジャケット姿で登場し、甲斐拓也捕手に向けて投球。「本当にグラウンドの緊張感はもう味わえないと思っていました。久しぶりにグラウンドでの緊張感を味わえてなんかうれしかったです。また、いい試合になってくれるといいなと思って投げました」と振り返った。
平成の怪物と呼ばれた右腕がマウンドを降りると、“令和の怪物”こと佐々木朗希投手が先発のマウンドへ。時代は移り変わった。松坂氏は「(WBCが)野球をやっている選手たちみんなが目指すべき大会になってほしいと思います。もっと、もっと大きな大会になってほしいとも思います。今回はヨーロッパ勢の活躍が目立ちましたけど、それってやっぱり世界的に野球が広まっていくきっかけになると思いました。今回、本当にいい大会だと思いましたし、もっともっと成長してほしいと思ってもいます」とコメントを寄せた。
(Full-Count編集部)