侍Jが見せた「WBC史上最高の試合」 大谷→村上“奇跡の9回”に米メディア大絶賛

サヨナラ勝利に喜びを爆発させる侍ジャパンナイン【写真:Getty Images】
サヨナラ勝利に喜びを爆発させる侍ジャパンナイン【写真:Getty Images】

1点ビハインドの9回に口火を切ったのが大谷だった

 野球日本代表「侍ジャパン」は20日(日本時間21日)、米フロリダ州マイアミのローンデポ・ボールパークで行われた「第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」準決勝・メキシコ戦で、6-5で劇的なサヨナラ勝ちを飾った。土壇場での鮮やかな逆転劇に、米メディアも一斉に注目。米経済誌「フォーブス」のシニア寄稿者マウリー・ブラウン記者は「素晴らしいドラマだ。WBCは間違いなく最高だ。WBC史上最高の試合の1つだ。ワオ」と驚きを表現した。

 まさに筋書きのないドラマだった。1点ビハインドの9回先頭で、大谷翔平投手(エンゼルス)が気迫の二塁打で出塁。ベンチを鼓舞すると、続く吉田正尚外野手(レッドソックス)が四球で一、二塁とチャンスを広げた。そして迎えたのが、ここまで苦しんできた村上宗隆内野手(ヤクルト)。不振の主砲が思いを解き放つように左中間フェンス直撃の一打を放ち、代走だった一塁走者の周東佑京外野手(ソフトバンク)がサヨナラのホームを踏んだ。

 エンゼルス放送局「バリースポーツ・ウエスト」の実況パトリック・オニール氏は「ワオ。なんという試合。鳥肌が立った。オオタニがお膳立てをして、ムラカミが勝負を決めた。信じられない試合」とツイート。同局の解説マーク・グビザ氏も「史上最高の試合だ! ムラカミがサヨナラ2ベースを放った! オオタニさんがお膳立てをした!」と大興奮だった。

(Full-Count編集部)

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