侍の劇勝に「刺激を受けた」 イ・スンヨプも感動、韓国代表も「次はいい成績を」
2006年の5本塁打は今も大会記録…迫るターナー
6年ぶりに行われているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本が決勝に進出したことを受け、3大会連続の1次ラウンド敗退を喫した韓国球界からも反応が出ている。かつてロッテなどNPB3球団でプレーし、今季から斗山ベアーズの監督に就任したイ・スンヨプ氏は「刺激を受けた」と話し、韓国代表の再興を進めていく糧とするつもりだ。
韓国メディア「スターニュース」などが伝えている。イ・スンヨプ氏はこの日行われたオープン戦の試合前に、日本-メキシコ戦をテレビ観戦していたといい「ずっと不振だった村上がついにやったようだ。すごい」と話した。
さらに日本の勝利について「これほど勝ち進むとは…私たち野球人は刺激を受けた」と前向きにとらえた。韓国代表は3大会連続の1次ラウンド敗退で、韓国野球委員会(KBO)が謝罪する事態となっている。イ・スンヨプ氏は「不振が長くなれば、韓国野球が弱いと考えられるようになる。次の大会ではいい成績を取ってほしい」と代表の再浮上を願っている。
イ・スンヨプ氏は2000年代、韓国野球が強かった時代の主砲でもあった。2006年の第1回WBCの際、大会5本塁打を記録。これは現在も1大会最多本塁打として残っている。今大会で米国のトレイ・ターナーがここまで4発。新記録も狙える状況にあるが「それに意味はない」とこの質問をシャットアウト。ユニホームの斗山のロゴを指さして「こっちの方がよほど重要」と、初めて指揮官として迎えるシーズンに集中していく構えを見せていた。
(Full-Count編集部)