栗山監督、志願登板の大谷&ダルに感謝「行きますと言ってくれた」 自慢の投手陣に感慨
8回はダルビッシュ→9回は大谷翔平が守護神登板
野球日本代表「侍ジャパン」は21日(日本時間22日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝・米国戦に3-2で競り勝ち、2009年以来3大会ぶりの世界一を達成した。試合後、栗山英樹監督は会見で「選手たちが嬉しそうな顔をしていたので。それが嬉しかったです」と充実の表情を見せた。
2回に先制を許すも、直後に村上宗隆内野手(ヤクルト)のソロなどで逆転。その後も岡本和真内野手(巨人)の本塁打などで加点した。2点リードの8回にはダルビッシュ有投手(パドレス)が登板。ソロを浴びたものの最少失点でつなぎ、最後は守護神の大谷翔平投手(エンゼルス)。最高の夢リレーで悲願を達成した。
最後のアウトは、エンゼルスの同僚トラウトとの2大スター対決。栗山監督は「アメリカのみなさんも最後の瞬間に翔平とトラウトになるのが理想。野球ってすごいなと。翔平が頑張ってきたのが、ああいう場面を作ったのかなと」と語った。大谷もダルビッシュも自ら登板の意思を示したといい「2人ともあるタイミングで行きますと言ってくれた。翔平のブルペンのタイミングをいくのは難しかった。『大丈夫です。自分でやります』と言ってくれた」と感謝した。
スーパースター揃いの米国打線に対し、若き投手陣たちが躍動したのが印象的だった。「勝てるなら投手だと思っていた。ダルや翔平以外にも若い投手が素晴らしい投球をしてくれた」と振り返った。
(Full-Count編集部)