侍投手陣の「全員と契約したい」 “銀河系打線”封じ絶賛の嵐「ホンモノだ」
7投手の継投で豪華米国打線を2得点に封じる
野球日本代表「侍ジャパン」は21日(日本時間22日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝で米国に3-2で勝ち、3大会ぶりに優勝を飾った。スーパースターが揃う前回大会王者を相手に、僅差で掴み取った世界一となった。超豪華打線を抑え込んだ投手陣には、米メディアから「全員と契約したい」「投手陣はホンモノだ」と絶賛の嵐だ。
先発した今永昇太(DeNA)は、2回にターナーにソロを浴びるも、2回を投げて1失点。3回から登板した戸郷は2イニングを無安打無失点に抑え、3番手・高橋宏も2安打を許しながら2三振を奪って追撃を許さなかった。
その後も伊藤、大勢、ダルビッシュとつなぎ、最後は大谷へ。計7投手の細かな継投で米国打線を封じ込んだ。アスレチックスOBのダラス・ブレイデン氏は、日本の投手について「スプリットやスピンの利いた球と、ストライクゾーンギリギリ低めの直球を使う。今日の日本投手たちのようにピッチトンネルを通してプラン通りに投げられれば、とてもいい打者を下手な打者に見せることができる」と、変化球と投球術に目を細めた。
米紙「フィラデルフィア・インクワイアラー」の元記者レス・ボーエン氏は、「ポスティング制度の仕組みがよく分からないが、私なら日本の投手全員と契約したい」とツイッターに投稿。米スポーツメディア「Clutch Points」のエディター兼記者ジョーイ・ミストレッタ氏も「アメリカ代表が負けるのを見るのは悲しかったが、日本はものすごい試合だった。投手陣はホンモノだ」と絶賛した。
特に、3度のMVPに輝いているスーパースターのトラウトからスプリットで空振り三振を奪った戸郷、高橋宏には「殿堂入りさせよ」「現実離れしている」などと、ひと際熱い視線が注がれている。
(Full-Count編集部)