山崎颯一郎、ほろ苦い世界一「すごく悔しい」 緊急招集も登板なし「いい経験に」
腰痛で離脱した栗林の代替選手として招集された
野球日本代表「侍ジャパン」の山崎颯一郎投手が22日、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で登板なしに終わった。腰痛で離脱した栗林良吏投手(広島)の代替選手として15日から本格的に合流。しかし、16日の準々決勝・イタリア戦からの3試合は登板機会はなかった。山崎は「投げられなかったのはすごく悔しい気持ちもあります」と唇を噛み締めた。
“吹田の主婦”はオリックスの春季キャンプ中から滑りやすいWBC球を使い、緊急事態に備えてきた。悔しさの残る世界一となったが、ダルビッシュ有(パドレス)、大谷翔平(エンゼルス)らメジャーで戦う投手との日々は、かけがえのないものとなったのも確かだ。「間違いなくいい経験になりました。いろんな人の話を聞けましたし、ダルさんや大谷さんのブルペンも間近で見ることができた」。
1998年生まれの24歳。まだまだ成長段階だ。「呼んでいただいて、栗山さんやオリックス関係者の皆さんに感謝したい。この気持ちをシーズンにぶつけられたらいいなと思います」と前を向いていた。
(Full-Count編集部)