大谷翔平の活躍で「世界から注目」 王貞治氏も歓喜…主力出場で感じるWBCの“意義”
「生き返れ! 福留!」の名実況が生まれた準決勝の韓国戦
王会長が率いた2006年は、当時中日に在籍していた福留孝介外野手が不振に苦しむ中、準決勝の韓国戦で代打2ランを放ち世界一に駆け上がった。今大会では、準決勝と決勝で真価を発揮した村上宗隆内野手(ヤクルト)に「WBCなんかは、投手のことをあまり知らない。だからホームランというのはなかなか難しい」と福留と姿を重ねた。
まさに“生き返った”村上。昨季、最年少で3冠王になった若き主砲に「少しずつ本来の調子が出てきた時にアメリカでの準決勝、決勝にあたったから、彼が本当にいい感じでこの後のシーズンにも入れるんじゃないかなと思うぐらいにいい雰囲気でこのWBCやってましたよね」とシーズンでの活躍も予感していた。
王会長、2009年の第2回大会の巨人の原辰徳監督に続いて、栗山監督はWBCでは3人目の優勝監督となった。「何て言ったって、栗山監督の大ヒットですよ、今回の指揮は」と心から賛辞を送る。「大変優秀な選手たちが集まったけど、それだけに使い方は難しかったと思うんですよね。決断すべきところは本当に決断して、すごいなと思うところがありましたよね。彼としては揺るぎない起用法だったんだと思います。本当にお疲れさまでしたと言いたい」とここまでの道のりを労っていた。
(Full-Count編集部)