侍の世界一を韓国紙も称賛「次の黄金期を開く」 1次R敗退した自国との“違い”に注目
「日本が優勝できた相当な理由」を紹介「主戦が20代序盤」
日本代表「侍ジャパン」が21日(日本時間22日)、米フロリダ州マイアミで行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝戦で米国を3-2で下し、3度目の世界一に輝いた。1次ラウンドで戦った韓国でも、これを称える声が上がっている。日刊紙「スポーツ朝鮮」では、「日本が優勝できた相当な理由」として勝因を分析している。
記事は「日本が(2013年、2017年と)2大会連続で準決勝で敗れた時、黄金期は終わったという評価が多かった。しかし6年ぶりに戻ってきたWBCで、日本は完璧な世代交代に成功し、再び強い代表チームを作り上げた」と評している。
今大会に出場した日本チームの野手中、主軸は大部分が20代だったことに触れている。大谷翔平投手(エンゼルス)や吉田正尚外野手(レッドソックス)、岡本和真内野手(巨人)らの名前を挙げ「核心にいる選手たちが皆20代後半で、今が全盛期と太鼓判を押されている」としている。
「それだけでなく、今や代表チームの主戦に成長した選手たちが20代序盤だという点にも注目しなければならない」として、佐々木朗希投手(ロッテ)や山本由伸投手(オリックス)、さらにマイク・トラウト外野手(エンゼルス)から三振を奪った高橋宏斗投手(中日)や、準決勝、決勝と続けて活躍した村上宗隆内野手(ヤクルト)を紹介。「あまり年齢を重ねていないにも関わらず、国際大会でも確実に通用すると証明してのけた選手が目を引く」とした。
最後に「彼らを主軸に、野球日本代表“侍ジャパン”は、次の黄金期を開くとみられる」と締めくくられている。記事の背景には、今回の韓国代表が3大会連続で1次ラウンド敗退を喫し、韓国野球委員会(KBO)が謝罪する事態となっていること、未だに北京五輪で金メダルを取った際の主力選手が代表の中軸を担っていると指摘されていることがあるとみられる。
(Full-Count編集部)