大谷翔平が叶え続ける“世界一”の目標 積年の思いが結実、万感の「WBC日本代表MVP」
29歳シーズン目標は「ノーヒットノーラン2度目の達成」
積年の思いを晴らした。2017年大会は右足首痛で出場を辞退。2018年に右肘のトミー・ジョン手術、2019年に左膝手術と度重なる故障に悩まされた。「サイ・ヤング賞」「ワールドシリーズ優勝」。人生目標シートで達成できていないものもあるが、どれも達成に現実味があるのがすごいところ。ちなみに今季の29歳シーズン目標は「ノーヒットノーラン2度目の達成」。投手としての進化を考えれば、今季中のノーノー達成は十分ありそうだ。
大谷にとって最も壮大な目標は「世界一の選手」になることだ。
「間違いなく今までの中でベストな瞬間じゃないかなと思います。今日勝ったからと言って、その目標が達成されているわけではない。1つの通過点として、もっともっと頑張っていきたいですし、これからシーズン始まるので、そこに向かっていきたい」
30日(同31日)の敵地・アスレチックス戦で2年連続の開幕投手を務める。まだまだ大谷劇場を楽しむことができそうだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)