大谷翔平の“伝説円陣”にAロッド氏「一番感銘を受けた」 NY紙も同調「奮い立たせた」

大会MVPに輝いた侍ジャパン・大谷翔平【写真:ロイター】
大会MVPに輝いた侍ジャパン・大谷翔平【写真:ロイター】

NYポストも絶賛「声を出してリーダーシップを発揮した」

 野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手(エンゼルス)が行った“伝説の円陣”に、MLB通算696発を誇る元ヤンキースのアレックス・ロドリゲス氏も感銘を受けた。21日(日本時間22日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝・米国戦前の円陣で大谷がナインを奮い立たせた“名セリフ”に「私が一番感銘を覚えたのは、君が同僚に送ったスピーチなんだ」と話した。

 米スポーツ局「FOXスポーツ」の試合後のインタビュー。大打者ロドリゲスは大谷に「間違いなくスーパーヒーローのような君の活躍は私にとっても最高だった」とMVPの活躍を称えた。そして「しかし私が一番感銘を覚えたのは、君が同僚に送ったスピーチなんだ。それについて少し詳しく聞かせてくれないか?」と問いかけた。

 大谷はロッカールームで選手らへ「(米国代表を)憧れるのを辞めましょう。憧れてしまったら超えられない。今日は僕たちは超えるために来た。トップになるために来た。今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう。さあいこう!」と気合を注入し、モチベーションを高めた。

 このことについて「野球をやっていれば誰もが知っている、一番耳にしたことのある選手たちが1~9番まで(並んでいる)。ベンチにも素晴らしい選手たちが並んでいるので、何も考えないと、やっぱり『あ、マイク・トラウトだ』とかリスペクトの気持ちが受け身の形になってしまうので、そこだけ本当に『負けないんだ』っていう気持ちを持っていきたいなと思っていました」と意図を明かした。

 ロドリゲス氏に同調するかのように、ヤンキースの地元ニューヨーク紙「ニューヨーク・ポスト」も「ショウヘイ・オオタニが侍ジャパンへ気持ちを奮い立たせるWBCのスピーチを送る。エンゼルスのスーパースターが、侍ジャパンで声を出してリーダーシップを発揮した」と伝えるなど、仲間を鼓舞した姿は大きな注目を集めている。

(Full-Count編集部)

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