侍J、米国へ送り続けた“リスペクト”が「偉大」 メダル授与式の姿勢に感動の声続出
米国代表がメダルをもらう間、三塁線に一列に並び拍手を送り続けた
野球日本代表「侍ジャパン」は、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝で米国代表を破り、悲願の世界一奪回を果たした。試合直後にグラウンドで行われたメダル授与式。侍ジャパンが見せた相手への“敬意”の表れは「それが自然にできるって素晴らしいです」「偉大」と感動を呼んでいる。
1点リードの9回は大谷翔平投手(エンゼルス)が指名打者を解除してマウンドへ。最後は同僚のマイク・トラウト外野手を空振り三振に仕留め、歓喜の輪が出来上がった。興奮状態のナインだが、最後まで紳士的だった。
メダル授与式では米国ナインが1人ずつ首にメダルをかけてもらう間、三塁線に一列に並んだ。栗山監督らコーチ陣を始め、選手らも米国への感謝の意を示すように拍手を送り続けた。米スポーツ局「FOXスポーツ」が映像を公開すると「日本からの100%の敬意」「アメリカ代表チームにも大きな拍手を」「米国代表に敬意」「挑戦者を全身で受けとめてくれた横綱への敬意」など、戦いを終えた表彰の場面で見せた変わらぬ“尊敬の念”に称賛の声が寄せられた。