大谷翔平は「格が違う」…“残像”消すため即練習も 西武山川が悲鳴「休めばよかった」

DeNA戦前の練習に参加した西武・山川穂高【写真:宮脇広久】
DeNA戦前の練習に参加した西武・山川穂高【写真:宮脇広久】

前日は「休ませてください」と言っていたのに練習参加

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの優勝を果たした野球日本代表「侍ジャパン」の山川穂高内野手(西武)は24日、早速チーム本隊に合流。本拠地のベルーナドームで行われるDeNAとのオープン戦前に、フリー打撃を行うなど、調整を施した。一方、大会中に右手小指を負傷した源田壮亮内野手の姿はなかった。侍ジャパン一行は前日の23日に帰国したばかりだった。

 山川はフリー打撃を行い“残像”を脳裏から消そうとした。「大谷(翔平投手)を見てしまったので、1回リセットしておかないと。大谷の打撃、見ました? 大谷がベルーナドームで打ったら、(バックスクリーンの上の)ビジョンを越えるでしょうね。(当てれば賞金1億円の右中間後方の看板に)当てるでしょうね。あれを見てしまうと、あまりにも格が違い過ぎる。だから、自分は自分のペースでと……」とおどけながら説明した。

 侍ジャパン一行を乗せたチャーター機が成田空港に到着したのは、前日の23日の午後4時頃。24時間もたたない、この日の午後1時半頃にはグラウンドに姿を見せていた。23日夜の球団公式YouTubeでは「明日はちょっと大変申し訳ないんですけど、明日は休ませてください。あさってから頑張ります。16時間飛行機に乗ってちょっと……体パリッパリなんで」と語っていた。

 しかし、前夜午前0時に就寝し、午前6時に起床。「気持ちよく起きられたので、すぐに平石(洋介ヘッドコーチ)さんに電話して、フリー打撃に入れてもらいました」と説明。「でも、思ったよりしんどかった。やはり休めばよかった」と苦笑した。それでも、25日と26日もDeNA戦が続くとあって、出場に意欲を見せた。昨年パ・リーグ2冠王が、松井稼頭央新監督の下でのV奪回に気持ちを切り替えた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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