大谷翔平、WBC優勝も“らしさ全開”「寝ましたね」 エ軍帰還後は体調管理を最優先

試合前にブルペン入りしたエンゼルス・大谷翔平【写真:小谷真弥】
試合前にブルペン入りしたエンゼルス・大谷翔平【写真:小谷真弥】

「睡眠の時間帯がズレているような体のダルさがある」

 エンゼルスの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、アリゾナ州テンピの球団施設でマイナー戦に登板した。元楽天のアンドリュー・ジョーンズの息子ドリュー・ジョーンズ外野手から空振り三振を奪い、4回2/3を4安打1失点、8奪三振1四球と好投。2年連続開幕投手を務める30日(同31日)の敵地・アスレチックス戦へ最終調整した。

 WBCの歓喜から中2日。3大会ぶりの世界一に日本中が祝福ムードだが、MVPを受賞したヒーローはどこ吹く風だ。この日の登板後、世界一から一夜明けた22、23日の過ごし方を打ち明けた。

「寝ましたね。やっぱりリカバリーが一番なんで。今日も帰って寝ますけど。この後1週間ぐらいですかね。野手としてDHで出ると思いますけど、それ以外の時間は極力リカバリーに充てたいなと思います」

 NPB球団に所属する侍ジャパンメンバーは首相官邸を訪問して、岸田文雄総理に優勝を報告するなど大忙しの日々を過ごしているが、二刀流はエンゼルス帰還後も“らしさ全開”だ。

「蓄積疲労よりかは移動ですね。向こう(日本)からの移動だったり、マイアミからこっち(アリゾナ)に来て、また時差がちょっとあったりの体のダルさみたいな。疲労というより睡眠の時間帯がズレているような体のダルさとかあると思う。あと1週間くらいで十分治ると思うので、この2日くらいが大事かなと思います」

 ストイックな二刀流なら、祝勝会の「し」の字も出てこないだろう。「みんなにおめでとうと言われて嬉しかったですし、久々にみんなの顔を見て、やっぱりこのチームでも優勝したいなという気持ちになりました」。視線の先はすでに次の戦いへ向けられている。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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