杉谷拳士氏がベルーナDで“山川イジリ” 「シャンパンの開け方わからず…忘れません」
昨年まで西武場内アナウンス担当・鈴木あずささんの“杉谷イジリ”が恒例
昨年限りで現役を引退した前日本ハム内野手、杉谷拳士氏が26日、西武の本拠地ベルーナドームで、意趣返しの“山川イジリ”を行った。昨年まで、ベルーナドームでの西武-日本ハム戦の試合前には、杉谷氏のフリー打撃中、西武の場内アナウンス担当の鈴木あずささんが、ウィットと愛情に富んだ“イジリ”を行うのが恒例で、ファンにも親しまれていた。
この日、山川のフリー打撃中、まだ開場前でスタンドに観客の姿はなかったが、突然杉谷氏の声がフィールド内に響き渡った。
「杉谷拳士です。ただ今、打撃練習を行なっておりますのは、第5回ワールド・ベースボール・クラシックで世界一に輝いた侍ジャパンの陰のMVP。誰よりも早くグラウンドに入り、誰よりも明るくチームを盛り上げ、準決勝では勝利を呼び込む打点を挙げた、頼れる男です。優勝後のシャンパンファイトでは、シャンパンの開け方がわからず、ずっとビールを飲んでいたその勇姿、忘れません。世界で学んだ野球を楽しむ姿勢を、これから埼玉西武ライオンズで実行。そう、彼こそが、日本の野球の未来を担う男、山川穂高選手です!」
ベルーナドームを訪れていた杉谷氏からのナマの、まさかの“口撃”に、山川は「よかったんじゃないですか?」と苦笑いだった。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)