ダルビッシュ&大谷翔平の継投で「僕の仕事は終わった」 栗山監督が思い託した“切り札”

WBC決勝のマウンドに立った侍ジャパン・ダルビッシュ有(左)と大谷翔平【写真:Getty Images】
WBC決勝のマウンドに立った侍ジャパン・ダルビッシュ有(左)と大谷翔平【写真:Getty Images】

栗山監督が会見で語った思い「最後はあの2人しかいない」

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を制した野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督が27日、東京・内幸町の日本記者クラブで会見を行い、米国との決勝戦の終盤に実現したダルビッシュ有投手(パドレス)と大谷翔平投手(エンゼルス)の継投は「当日決めた」こと、さらに「最後はあの2人しか超えられない」と強い思い入れがあったと明かす。

 栗山監督は決勝戦で、2点リードした8回にダルビッシュ、9回に大谷をマウンドへ送り出した。そして「送り出した時点で、僕の仕事は終わった」とまで口にした。2人の体の状態や、所属球団と起用法を話し合わなければならないなど多くの関門があったものの「できるかできないかじゃない。やるかやらないか」と実現に懸けた思いを口にした。

「最終的に決まったのは当日」だと言い「アメリカの地で終わるためにイメージした。やっつけるために抑えられるのはあの2人しかいなかった」と、世界一を決める“切り札”としての起用を思い描き続けたのだという。

 プレッシャーの中で世界一を成し遂げた指揮官は「最後はあの2人しか超えられない。マウンドに送る。そこまでは僕の仕事」と、柔和な表情で振り返っていた。

(Full-Count編集部)

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